親引き寄せビザ(Parent Visa)

オーストラリア永住権保有者・市民が、国外在住の両親を、スポンサーとして引き寄せ移住させるためのビザです。 結果的に引き寄せた親に永住権を取得させる・・・と言う点では、どのサブクラスも同じですが「タイミング」・「申請場所」・「プロセスタイム」・「親の年齢」の違いで、下記のように多種類のペアレントビザがあります。
Parent Visa (subclass 103)
Aged Parent (subclass 804)
Contributory parent visa (subclass 143)
Contributory Aged Parent visa (subclass 864)
Contributory Parent (Temporary) visa (subclass 173)
Contributory Aged Parent (Temporary) visa (subclass 884)
Sponsored Parent visa (subclass 870) 5 Years
Sponsored Parent visa (subclass 870) 10 Years
ここではサブクラスの違いを下記に表にしました。

名称Subclass申請費用申請場所Family BalanceIncome Test Usually
Resident
AoS
Parent Visa103AU$6,415.00On/OffYesBasic2Yes
Aged Parent804AU$6,415.00OnYesBasic2Yes
Contributory parent143AU$47,755.00On/OffYesBasic2Yes
Contributory Aged Parent864AU$47,755.00OnYesBasic2Yes
Contributory
Parent (Temporary)
173AU$31,930.00On/OffYesBasic2No
Contributory
Aged Parent (Temporary)
884AU$33,285.00OnYesBasic2No
Sponsored Parent visa 3 Years870AU$5,000.00OffNoAU$83,454.804No
Sponsored Parent visa 5 Years870AU$10,000.00OffNoAU$83,454.804No

表の注意点:
◎申請費用は、申請時に移民局に支払うFirst PaymentとVISA発給時に支払うSecond Paymentが含まれています。
◎申請場所が「On/Off」「Off」の場合は、オーストラリア国内にてVISAの交付は受けられません。またブリッジビザは発行されません。
◎Family Balance:スポンサーの兄弟姉妹のうち50%以上がオーストラリア市民もしくは永住者でないといけません。
◎Income Test:スポンサーの収入額が一定金額を超えなくてはいけません。
◎Usually Resident:スポンサーが一定年数、豪州国内に居住している必要があります。
◎AoS:assurance of support is required in all casesの略称です。

Temporary Sponsored Parent Visas:Sponsored Parent visa S870

Sponsored Parent visa S870(親引き寄せビザ(暫定ビザ)が、2017年11月から導入されました。S870の特徴は、今まで足枷になっていた「the balance of family test(兄弟の50%以上が豪州の市民権・永住権を保有している)」が削除されることです。これによって、今まで家族バランステストが原因でビザを申請できなかった方も、申請が可能になりました。

ただし、費用面で厳しい条件があります。ビザの期間は、暫定の為3年間または5年間有効です。 3年間のオプションの申請手数料は5,000ドル、5年間のオプションは10,000ドルです。ビザを更新することは可能ですが、これはオーストラリア外から行う必要があります。合計で10年までの滞在が許可されます。 このビザでは、引き寄せた親にメディケア加入の資格はなく、スポンサー(子供)が医療費の負担をすることになります。年間15,000の発給が各親引き寄せビザに割りあてられます。また、ビザ発給の待ち時間も短縮される予定ですが、これは予測が難しいです。今までにCTSにて扱ったケースは2~3ヶ月と非常に早いですが、個々のケースでも変化します。.

870のアドバンテージと思われる点は、ファミリーバランス免除もさることならがら、親が高齢で健康面に心配がある場合や、過去に重篤な疾患(癌や糖尿など)経験がある場合、通常の永住ビザでは健康診断にてRefusalされる可能性を、回避できるかもしれない点です。870は暫定ビザなので、一定の考慮がなされます。なおスポンサーシップを申請する際には申請費用(AU$420.00:2020年現在)が発生します。

申請条件(Criteria)

全てのサブクラスに共通する主な申請条件は以下:

1. 引き寄せスポンサーは、子でありオーストラリア永住権保有者・市民である事。ただし、このスポンサーになるためには合法的に永住者もしくは市民としてオーストラリア国に2年以上在住している事を証明すること。ただしSponsored Parent visaのスポンサーは4年以上が条件。居住開始時期に永住権を保有しなくても換算対象です。
2.申請者はバランス家族テスト"balance of family test"に合格すること。 このバランステストとは「子供の総数の半分(50%)以上がオーストラリア国内に合法的に在住している事」を証明することであり、例えば「3人兄弟姉妹のうち、2人が豪州国外在住の場合」は不合格を意味する。
3.スポンサーとなる子供が、引き寄せ後に経済的にサポートできる事の証明(assurance of support is required in all cases.)。

コントレビュートカテゴリー(Contributory Parent Categories)

両親引き寄せビザ発給にあたり、オーストラリア政府が最も気にかけるのは、高齢者の医療費負担です。 オーストラリアは一旦永住権を発給すれば、政府は医療費を負担する義務を負います。その為、安易に高齢者に移住ビザを発給することは憚れます。 その為、このカテゴリーが2014年10月に発足しました。要約すれば「金を出せ、さすれば短い審査でビザを発給してやる」と言うもので、申請費用が非常に高いのです。ただし、頻繁に変更される可能性の高い内容です。

1. Contributory Parent (Permanent): S143/864

これは、通常18か月以内に処理される永続的なビザです。 アプリケーションの総コストは、親1人あたり5万豪ドル。二人だと10万ドル近くになります。

2. Contributory Parent (Temporary): S173/883

これは2年間の一時的ビザで、S143/864の費用より安めです。 申請者は通常、ビザの2年間の有効期間内に申請することを推奨されます。 申請にかかる総費用は、永住権とほぼ同じですが、2つのビザ申請に分割されます。.

申請場所は?(Do I Apply in Australia or Overseas?)

原則的に、申請者(両親)が海外にいる状態で申請可能です。しかしながら、両親の一方が65歳を越えている場合は(an aged parent visa)、オーストラリア国内での申請も可能です。これは、両親が観光ビザにて豪州に入国した後、申請を行う事になります。 オーストラリア国内にて申請を行った場合、ブリッジビザが発給され、オーストラリア国内に留まる事が可能です。両親が高齢の場合は、Visitor VISAにて入国し、オーストラリア国内にて申請するのが一般的です(870は除く)。

どのVISAが適正か?

先にも触れていますが、以下の要素によって申請可能なペアレントビザは左右されます。
◎親の年齢
◎親の資産状況
◎親の健康状態及び病歴
◎兄弟姉妹の人数及び在住国
◎スポンサー本人の資産・収入状況
適正ビザの査定・ご相談を承りますので、ご連絡頂ければ査定用情報用紙をお送りします。


両親引き寄せビザ(Parent Visa)におけるCTSのサービス内容

サービス内容 - 両親引き寄せビザ申請可否の無料初期査定
- スケジューリング及タイミング指示
- ビザ本申請、その後の移民局との全てのコンタクト
- 申請提出書類リストの作成及指示
- 申請提出書類の作成補助(サンプル渡・プルーフリード・手直し)
- NAATI翻訳手配
- Certified Copy作成(パスポートを除く)
申請代行費用 103/804:AU$3,800.00+GST
143/864:AU$4,600.00+GST
173/884:AU$3,800.00+GST
870:AU$4,200.00+GST(スポンサー申請込み)
注意・追記事項 NAATI翻訳費用は別途発生します。 健康上の問題(結核経験・移植経験など)を過去に抱えていた場合は、事前にお教えください。犯罪歴(起訴歴)に関しても同様です。

両親引き寄せビザ(Parent Visa)の説明は以上です。