州ノミネーション技術移住ビザ
Skilled Nominated s190

S189ではポイントが不足する場合のオプションと言える技術移住永住権ビザです。州政府のスポンサー(Nomination)を得、5ポイントの追加が得られます。以前は、豪州国外から申請する場合(offshoreと呼びます)はS176、豪州国内から申請する(onshoreと呼びます)はS886と呼ばれていたビザですが、現在はS190に統合されています。


スキルセレクション(SkillSelect)方式申請

技術独立移住ビザ申請の特徴として、ビザの本申請を直接行う事はできず、まず移民局にはEOI(Expression of Interest:申請可否伺い)をオンラインで行います。この段階で、下記申請条件は揃っていなくてはいけません。

EOIを確認した移民局が、申請許可(Invitation)を発行して、始めてビザ本申請が可能になります。この時、申請許可(Invitation)が発行されてから60日以内に本申請を行わなくてはいけません。本申請に関し、可能な限り(二週間以内が目処)早く、関連書類を提出する必要があります。


ビザ申請条件(Visa Criteria)

- EOI(Expression of Interest:申請可否伺い)・申請許可(Invitation)方式
- 州政府からノミネートされなければいけない
-ポイントテストでパスマーク60に達する事
-年齢18歳以上から49歳以下であること
-技術(移民局選定技術:CSOL)の技術査定をパスする事
-高い英語力を保有している事(Competent English:IELTS 6 in each band等)
-健康上大きな問題が無いこと。犯罪歴・起訴歴等が無いこと。


州政府からノミネート(Nomination by a State or Territory Government)

各州は、自州内で不足している技術者を独自に募集審査し、適応者に対しNominationを行ってくれます。ポイントシステム上、State Nominationポイントして5ポイントの追加を受けることができ、S189に申請するには5ポイント不足する申請者は、このNominationポイントを使ってパスマーク60に達する事が可能になり、S190に申請ができると言う事になります。なお、各州毎に独自のState Skilled Occupations List(SSOL)があり、そのリストに掲載されている州のみに、Nomination申請が可能になります。このSSOLは、CSOLから各州がピックアップしたSkillです。 また、このCSOLには、Skill別に英語条件や就労経験年数の条件が付加されている州があります。


オーストラリア国内から申請できる場合

基本的にはオーストラリア国外から申請するのが多いですが、申請者がNo further stay条件(Condition)の付いていない学生ビザやビジネス系ビザ(substantive visa)もしくはブリッジビザABC(Bridging A, B or C visa)を保有している場合は、オーストラリア国内から申請が可能です。一度、オーストラリア国内で申請すると、ブリッジビザが発給され、審査期間中もオーストラリア国内に滞在することが可能です(但し、このブリッジビザ期間中は、原則、以前に保有していたビザの諸条件(就労時間制限等)が適応されます)。


家族の同時申請(Including Family Members)

ビザ本申請の際に、以下のタイプの家族を同時に申請する事が可能です。

- 配偶者(入籍済)・事実婚関係者(未入籍)・同姓婚者
-実子・養子
-申請者の両親(但し、経済的に申請者に頼らざる得ない状況を証明)

ビザ発給後に子供や両親を別途申請する事も可能ですが、非常に大変なプロセスを踏むことになります。可能な限り、同時申請を行った方が良いでしょう。


Duration and Conditions

このビザは永住権です。オーストラリア国内にて永続滞在することと、完全雇用就労することが可能です。 オーストラリア国外にて、ビザ発給を受けた場合は、移民局の指定した日時までに一度は入国する必要があります。これは必須条件です。 また、永住権とは言え、リターンビザの更新が必要になります。これは豪州国外から再入国する際に必要になるものです。原則過去5年中2年以上オーストラリア国内に居なければ、このリターンビザは更新できません。これは、ビザ保有者に「豪州に永住する意思」が有るかどうかを確認する為のものです。

S189と異なる点は、Nominationを受けた州に最低2年以上は居住・就労しなくてはいけない事です。

s190におけるCTSのサービス内容

サービス内容 - S190申請可否の無料初期査定
- 最大限にポイントシステム上、取得ポイントが増すためのアドバイス
- スケジューリング及タイミング指示
- EOI申請・ビザ本申請、その後の移民局との全てのコンタクト
- 州政府へのNomination申請と州政府との全てのコンタクト
- 申請提出書類リストの作成及指示
- 申請提出書類の作成補助(サンプル渡・プルーフリード・手直し)
- NAATI翻訳手配
- Certified Copy作成(パスポートを除く)
- ブリッジビザが必要な際の申請取得
- その他、移住・就職活動に関するアドバイス
申請代行費用 AU$2,500.00- Basic・申請者が一人の場合
配偶者AU$100プラス・子供1人につきAU$100.00プラス
*州政府及移民局ビザ申請代行費用のみで、技術査定申請代行費用を含みません。
技術査定申請代行費用に関しては、技術別詳細を参照にしてください。
注意・追記事項 NAATI翻訳費用は別途発生します。また、裁判所係争ケース(離婚問題・認知子問題)を過去現在とお抱えの場合は、追加費用が発生します。
健康上の問題(結核経験・移植経験など)を過去に抱えていた場合は、事前にお教えください。犯罪歴(起訴歴)に関しても同様です。
配偶者(パートナー)が同性の場合、事前に通知してください。

 

州ノミネーション技術移住ビザs190の説明は以上です。